2004/08/08
基本データ
- ボートでの釣況
- 天候:晴れ時々曇
- 風向&風量:西〜北西,微風〜強風
- 気温:最高 33.8℃,最低26.2℃ (AmeDAS観測値)
- 水温:31.0℃〜33.4℃
- チェック時間: 5:45〜13:00
状況&コメント
当日は、トーナメントデー。
延期したために、1戦、2戦をダブルヘッダーにするというハード、かつ、難易度の高いゲームとなりました。
ダブルヘッダー戦は、ランカースナイパーズの第2・3戦で行われており、1試合目と2試合目でモチベーションを維持するのが難しく、集中力の維持とペース配分が重要ってことは、かなりの人が知っていたと思いますが、「この気温」で、どう戦うかは、本当に興味深いテーマでした。
さて、試合の結果などは、ニュースやトーナメントレポートで見ていただくことにして、ここでは、当日のコンディション・釣況などに関する私的見解なんかを書いていこうと思います。
まず、天気は、朝イチは、雲が少しあり、そんなに照ってなくて、ローライトがちょっと長めな感じでした。
それが、徐々に雲が切れて、青空になって、気温上昇ってなパターンでした。
むしろ、そのことよりも風のことがキーになってたと思います。
で、その風なんですが、朝は無風の朝凪パターン。
徐々に風が出てきて、やがては強風という典型的な夏のパターンでしたが、この風がいつ吹き出すか、そして、それは、どのくらいの強さかということを的確に読むことが重要だったと思います。
で、この風は、第1戦の頃には吹かず、第2戦の途中から吹き出しました。
これが、この日の大きな変化となりました。
あと、一番のネックは、水温でした。
スタート時点から、水温が30℃を超えており、水の動いてるところが数箇所しかない状況に加えて、風なしだったんで、第1戦は、本当に苦しい状況だったと思います。
2戦目は、風が強くなり、波が出て、水を動かすほどになってたので、比較的、ポイントの選択肢は増えたと思いました。
といっても、タイミングをつかむのが難しかったと思いますし…。
それと小ネタなんですが、やむを得ない事情で、会場が急遽、湖南新水門から、湖南大水門に変わったのも釣果を左右したかもしれませんでした。 
今大会、「1番釣れるのでは…」という前評判の高いポイントでしたから、この変更に泣いた選手もいたかもしれません。
スッポン釣りの人が先行してたので、気を使っての会場変更でした。(こういうことはよくあることなんですが。)
釣果を気にする開催側にとっても苦渋の決断でしたが…。
私の場合は、去年からのペア=丸本氏と同船で、最初の試合では、一番に湖南の小水門辺りから、攻め始めました。
メインは、シャッドテールのテキサスリグでした。
バイトは、結構あるが乗らなくって、大苦戦!
で、あちこち撃ったけど、乗せそこないばかりで…。
失意のまま、ウェイインになっていまいました。
もちろん、3時間ちょっとの試合時間にやられたという感じでしたね。
1位は、この人でした。↓

駄目になったという評価がなされてきた旧スロの通称「イケス」でのヘビーカバーの釣りでいいサイズを1本のウェインでしたが、流れ水、ベイトが多いって好条件を一応満たしてて、そこに8ftのライギョ用ロッドを使って、リーズ越しにノーシンカーですから、もうこれは彼の独壇場と言っても過言ではないと思いました。
その昔、誰も真似できないイケス攻めで、無敵だった礒野選手ですからね〜 
(イケス攻めは、禁止にしようという冗談まで横行してたぐらいです。
)
これは、定番というか完全に読み勝ちだと思います。
誰もやらない=プレッシャーが低い。
誰も出来ない=追随を許さない。
ってな具合でしょうか。
あとは、大宮川で上手く釣ってきた人が手堅く入賞してました。
この試合、テキサスメインでしたね。そこが面白かった。
2位の村田選手もバスを探す嗅覚がすごいというか、ベイトが多いという好条件はありますが、普通のリーズの可能性を魅せたんでないかと思います。
はっきり言って、4人も釣ってくるとは想像もできませんでした。
そのぐらいタフだったなぁ〜と。
次の第2戦に行くまでのインタバールの間の約1時間。
休憩しつつも選手間の情報は、誰がどこで釣っていたかを少し匂わせるような感じで、なかなか面白い時間でした。
表彰式は、全部後回しにしてたので、コメントもはっきり言わない状態ですから…。
こういう時に、ガセネタ流したりして、笑える小ネタが出てくることが多いんですが…。
この試合は、まじめな人が多かったようでした。 
で、その安らぎの時間もつかの間、驚くべきことに10時には、第2戦がスタートってスケジュールでした。
これも試合展開を面白くするためのメーキングの部分だったんですが…。
次は、待ちに待った風が出てましたから、条件が良くなったことは間違いなく、次は釣らなきゃと疲れた体にムチを打っての展開でした。
人の流れは、それぞれで、やっぱり大宮を目指す人、1戦目には撃たなかったところを狙う人など、いろいろでした。
私も多分に漏れず、丸本氏と相談しながら、デカいバスの実績のあるところをランガンってな風に考えて、移動を繰り返しました。
風が西〜北西ぎみに強くなってきた時に、水が動いたってことで、沈みモノを狙うべく、ちょうど湖南大橋にいたのですが、これがパッとせず、シーバス釣って終わってたんで、辺りをキョロキョロして物色してると湖南大水門がガラ空きになってるのが視界に入りました。
このとき、私の目には、風表+水門からの流水+リーズによるシェードという釣れるしかないポイントとして、写ったことは、間違いありませんでした。
そこがガラ空きなんですから、もう行くしかありませんでした。 
ただ、心配なのは、度重なる攻めによるプレッシャーで、バスが入れ替わると言っててもそう長い距離の移動があるわけではないんで、マイナス要素であることは間違いなかったと思いました。
それでも「釣るとしたら、今!」って感じでしたから…。
ほどなくして、水の流れ出てる小さい水門に溜まったごみの際ギリギリからK.G.Sラバージグをカーブフォールさせると、ラインが絵に描いたように流れました。
それが、写真の1本でしたね。

↑体長は長かったんですけど、痩せてました。
腹が張っていれば、1,500〜1,600gだったでしょうか。ここの場所は、ちょっと前にも、痩せたバスが釣れてました。
このバス、ラバージグで釣ったんですが、赤/赤ラメのグラブをコンボさせてました。
とにかく、いいバスがいれば、かえってジグのほうが食ってくるでしょ…って読みでした。
で、ここで、手負いの状態になった丸本氏が、「俺もラバージグに…」と低い声でつぶやいて、ジグ撃ちをしだしました。
時には、理詰めで論理的に、またある時には、嗅覚で釣ったりする彼ですが、最近は釣れる釣りに凄く素直で、意地を張らないのが、これまた凄いとこなんですが…。
結局、数分後には、自慢のフリッピングロッドがバットからフルベンドしてました。
そうです。尋常じゃない引きだったんです。
やりとりの間にギラッと見えた時の、体高はまるで、河北ネイティブの丸太のようなコイのそれでした。
本人はライギョかと思ったりしてた訳で… 
とにかく、気がついたら、ネットを持ってアシストして、釣り上げた次の瞬間には、バチンと「ハイタッチ」なんかして、善良な人になってました。 

削って軽量化したラバージグとグラスミノーの組み合わせでした。
それでも長いことやってると、誰かが釣ってるのを感じたりする訳で、それからも必死で、追加しようとしてましたが、ジアイが過ぎたってのは感じてて、これではアカンなぁと感じつつも他にも可能性のあるところへ移動しきれなかったというのが真相でした。
ウェイインして、結局、丸本氏が1位になりました。パチパチ…。 
で、私の釣ったバスは、案の定、46cmあったのに、1,230gしかなく、間に3人も入ってしまいました。
2位の江指選手と4位の礒野選手は、旧スロがらみですが、礒野選手は、計6本釣って、入れ替えまでしてリミットの2本をウェイイン。
かたや、江指選手は、外側のエッジをタイムリーに釣って、50アップかと思うようなグッドコンディションの48.5cmをウェイインしてました。

バルキーパワーホッグ3”のヘビダンで釣ったそうです。
礒野選手は、唯一、1戦、2戦ともにウェイインしており、安定した釣果を見せたんですが、1戦目と2戦目では先方が異なってました。
2戦目は、イケスの沖に目を向けて、少々サイズが下がるんですが、数を釣るという戦法に出てました。
これって、凄いことで賞賛に値すると思うんですが、ルアーはシャッドテールタイプのテキサスリグでスイミングで使ってたのは、ちょっと注目でした。
やっぱり、シャッドテールは食いが良いのではないかと密かに再確認しました。
で、3位は、高木選手。
アプローチに失敗して、後が続かなかったとのことでしたが、誰も気づかなかったいいスポットを探し出しての入賞でした。
多くを語らないところが怪しかったのですが、そこから先は企業秘密とのことでした。 
こういうのも底力なんですね。
打つ手なしの状態からの軌道修正。
これが出来るのと出来ないのとでは、全く違うと思うんです。
普段は行かないエリアまでボートを進めてる辺りは、ちょっと意外でしたが、居そうなスポットを発見して、おまけに手堅く釣ってくるのは、この日の条件では、思ったよりも難しいことなんです。
さて、この日のまとめなんですが、あんまりノーシンカーや軽いシンカーのダウンショットが活躍しなかったのは、興味深い事実だと思います。
最近は、リーズ際に小さいのが居たりするんですが、この小さいのに対してもテキサスリグのスイミングが効いてたように思いました。
しかし、3インチのバスグラブで、乗らないってなると凄く苦戦してしまいます。
サイズ的には、食ってくるんで、フックのサイズやセットの位置なんかで対応したりするんですが、この日は、それでも食いが浅かったように思います。
なんせ、表水温が33℃だったりしましたから…。
で、深いところや涼しいところがあれば、話は別だと思うんですが、水深1m〜2mのエリアが多いので、まぁ、バスもアングラーも逃げ場所がないってことで。
1日を2試合に分割したことで、得られた情報も多かったと思うのですが、やはり好条件なところをタイムリーに攻めるという基本が重要になったのは、間違いない事実だと思います。
とにかく、夏場の高水温期は、水の動くところが一番。
そして、考えるのは、シェード、水通しなんですが、複数の好条件が重なっているのが1級ポイントだってことだと思います。
あと、数パーセントでも可能性があれば、諦めないで粘り強く攻めることも大事ですね。
先入観ばかりで、大事なことを見逃してるって、結構、多いと思います。
究極は自然を素直に評価できるようになることでしょうか。
でも、これが一番難しいですね。
平生からの訓練が物言うことは間違いないようです。
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Comment by Cruyff — 2004-08-19(Thu) @ 22:24:10