更新:2003/10/14

2003/08/03 河北潟オールスターズ 2003 第2戦

炎天下に行われた河北潟オールスターズ2003 第2戦.
厳しい状況が予想されましたが,参加選手はものともせず,戦ってくれました.
その結果をレポートします.
 

〜トーナメント データ 〜

天候:晴れ
風向&風量:北西〜南西,微風〜強風
気温:最高 32.9℃ 最低 24.3℃ (AmeDAS観測値)
水温:26.5〜29.5℃
参加者:25名 ウェイイン:11名
結果:

なんと言っても勝負強い礒野選手

1位 礒野 恒二郎(ランカースナイパーズ)
2本 2,660g
エリア:

1)津幡川河口周辺
2)湖北大橋上流の水門〜能瀬川河口間の東岸リーズエリア.(隠れ水門周辺)

ルアー:
1)ウィグルワート (レッドタイガー)
2)バルキーパワーホッグ(グリーンパンプキン) ボンバーリグ(ヘビーダウンショット)

アクション etc.:
ボンバーリグのリーダーは20cm.テンションをかけずにシェイク.

朝イチに,クランキングで1本目をゲット.陽が上がって,風が吹いてからは,ボンバーリグで2本目をゲット.
絵に描いたような展開で,グッドサイズ2本を揃えた礒野選手.勝負強さだけではなく,トーナメントをよく知っている戦いぶりが印象的だった.

 

朝イチの1本が意外な結末に….
2位 亀田 明男(K.G.S,ランカースナイパーズ)
 1本 2,140g (52.0cm:今大会の最大魚)

エリア:
1)能瀬川河口より上流の西岸リーズ(背の低いリーズ帯)

ルアー:
K.G.Sラバージグ3/8oz(黒赤;SP1) &ベビーブラッシュホッグ(ウォーターメロン/赤ラメ)

アクション etc.:
フォール


第1戦では,試合前に疲れ果ててしまい,ノーフィッシュ.今回は,開き直って,釣欲のままにトーナメントを楽しませてもらった.試合最大魚と2位は,予想外の結果で….

 

絶好調の水原選手.2本揃えたのは,凄い.
3位 水原 潤( T−RISE’,ランカースナイパーズ)
 2本 1,960g


エリア:
1)2)湖北大橋下流の水門付近の背の低いリーズエリア

ルアー:
パワーバルキーホッグ(パールホワイト/シルバーラメ) 1/4oz テキサスリグ (2本とも同リグ)

アクションetc.:
ズル引き.水門より水が出ていた.


ここのところ,トーナメントでは,目立つ存在になってきた水原選手.朝イチに2本揃えて,上位入賞となった.
使用ルアーのパールホワイト/シルバーラメというカラーは,水原カラーで効果があるそうだ.

試合の準備では,スタッフに徹するとか言っていたのに….

4位 村田 心(T−RISE’,ランカースナイパーズ)
 2本 1,940g


エリア:
1)クリーンセンター周辺,上流側のリーズエリア
2)湖南大橋〜下流の水門間の南岸リーズエリア

ルアー:
1)クリンクルカッツ(ウォーターメロン/プロブルー) 1/8ozテキサスリグ
2)クリンクルカッツ(アユ) 1/8ozテキサスリグ

アクションetc.:
フォール.朝イチの30分はバイトが多かった

トーナメントの運営委員長として,大活躍中の村田氏.今回は,選手としても魅せてくれた.
狙える時は,きちんと狙って釣ってくる実力派,2本目を10:50と終了近い時間帯に追加し,4位に滑り込んだ

 

またもや50アップをウェイインした笹山氏.

5位 笹山 勉(K.G.S,河北Web)
 1本 1,860g
(50.0cm)


エリア:
湖南大橋北岸周辺

ルアー:
CB−100

アクションetc.:
ステディリトリーブ.

前回に続き,またもや50アップをウェイインし,勢いを感じさせた笹山氏.
今回は,クランクベイトを上手く使っての戦果だった.
第1戦といい,効率よくビッグサイズを持ち込むさまは,堂に入っており,早くも「Mr.50」という声も上がっていた.

 

6位の松永選手.いいバスでした.

6位 松永 洋史(T−RISE’,ランカースナイパーズ)
 1本 1,710g


エリア:
湖北大橋水門周辺のリーズ

ルアー:
パワーホッグ4”(ウォーターメロン) 3/16oz テキサスリグ

アクションetc.:
着底後,2回シャクるとラインが横に走った.

毎大会,必ず釣ってくる松永選手.同船した3位の水原選手とともに絶好調である.
今回は,朝イチに見つけた好条件の場所を丹念に攻めていたようだ.
前回よりも順位を一つ上げた松永選手,3戦目にどう出てくるかが楽しみな選手である.

 

7位の林選手.スピナベでの1本

7位 林 健司(T−RISE’)
 1本 1,430g


エリア:
湖南旧スロープ上流のリーズ(風表の岬エリア)

ルアー:
スーパーデルタフォース 3/8oz (チャート)

アクションetc.:
タダ巻き.10時20分ごろ.

T-RISE’の新メンバーの林選手.物静かなイメージだが,釣りは巻き物が得意のようで,今回もマイペースで自分の釣りを展開していたようだ.風の変化を捉え,スピナーベイトでグッドサイズをウェイイン.
チャンスを逃さず,自分の釣りをやり通しての1本は価値が大きかっただろう.

 

高木氏も思わずブーイング!

外さない丸本選手.

8位 丸本 晃 (ランカースナイパーズ)
 1本 1,410g


エリア:
津幡川河口より上流の東岸リーズ.(背の低いリーズ帯)

ルアー:
カットテール4”(#008:レッド) ダウンショット

アクションetc.:
シェイクしながら,ゆっくりリトリーブ.釣ったのは,10時過ぎ.

今回も外さずに釣ってきた丸本選手.そのネタは,思わず笑ってしまうような真っ赤なカットテールのダウンショット.
コメント中にもあったが,慣れない「下向きリール」を少し前から,練習するように使っていたのは,この日のためだったのだろうか.同船していた私から見れば,ツンツンアクションをしている彼は,「バックシートの悪魔」の異名を超えていた….

 

やっぱり釣ってきた山本選手.

9位 山本 恒 (ランカースナイパーズ)
 1本 1,360g


エリア:
津幡川河口上流リーズエリア(背の低いリーズ帯)

ルアー:
バルキーパワーホッグ(グリーンパンプキン)10g テキサスリグ

アクションetc.:
釣ったのは,風が強まった10:30頃.リーズ際へフォール.

今回も大きく外すことなく,釣ってきた山本選手.今回は重めのテキサスリグを使用している.
とにかく,釣れるポイントでは,外すことなく釣ってくるところに凄さを感じさせる.
釣ったエリアは8位の丸本選手と同じエリア.後手に回っても状況を把握して,上手く釣っているということになるだろう.

 

今回も入賞.舟本選手.

10位 舟本 栄真 (T−RISE’)
 1本 1,350g


エリア:
湖北大橋上流の水門のさらに上流のリーズエリア

ルアー:
D−ZONE 1/2oz ダブルウィロー (アユ)

アクションetc.:
ピッチング,着水と同時にヒット.11:00頃.

前回も1本ながらウェイインし,今回もウェイインした舟本選手.
11:00という精神的にも厳しくなる時間帯に,スピナーベイトで何とか釣ってくるという粘り強さを見せた.

 

11位の山口選手

11位 山口 英治 
 1本 840g


エリア:
湖南旧スロープ上流リーズエリア

ルアー:
ラバージグ 3/8oz (茶オレンジ)&ベビーブラッシュホッグ(茶系カラー)

アクションetc.:
リーズ際から2〜3mゆっくり動かす.7:30頃.

11位の山口選手は,朝の時間帯の湖南での釣果.
ルアーは,茶とオレンジのコンボという珍しいカラーリング.みんなの盲点になった湖南エリアをじっくり攻めていたようだ.

以上,11名がウェイインしました.

第2戦上位入賞者の皆さん

 
〜総評〜

朝の受付の様子

梅雨明け後の夏らしい1日.
開催の前週までは水温も低めにとどまっており,1日に5本という釣果も聞かれたぐらい釣れていた.

それが梅雨明け宣言とともに徐々に水温が上昇し,29℃を超えるほどに….河北潟のような浅い平野部の水域では,気温=表水温となることも少なくない.
ましてや,流れがない止水であれば,水温が低くなる要素は少ないだろう.

前日の下見では,最高水温は28.5℃をマーク.そして,バスの活性が低くなり,あまり釣れない状況になったことがはっきり分かった.
そうなると試合では,朝イチの水温の低い時間帯にどれだけ釣果を伸ばすか,そして,風が吹いた時間帯にどうやって釣るかがポイントになるというのが,私の読みだった.
あるいは,当日の天候が曇天で水温の上昇が控えめになるなど,嬉しいハプニングでもなければ,0〜1本という厳しい戦いになることは,簡単に予想できた.

さて,当日.
今回の参加人数は,25名とやや少なめ.
天候は,予想通りの晴れ具合.水温の上昇は必至だった.
参加人数が少ないこととスタッフの努力で受付業務も円滑だったので,競技委員長の高木氏と相談して,スタート時間を繰り上げた.これは,モーニングバイトの時間を有効に使って欲しいとの配慮からだった.

そして,スタート.やはり湖北へと向かうボートがほとんどだった.
途中,カヌーが出ており,選手のボートはデッドスローで横並び状態になったが,マナーの徹底は図られており,参加選手の意識の高さがうかがえた.

この競技開始直後の水温は,26℃台.
希望の持てる水温だったが,私の入ったポイントなど,水が既にトロンとしており,苦戦が予想通りになったような印象だった.

私と同船の丸本氏の釣果は1本ずつ.
追加を狙ったが,後が続かなかった.
私のは,朝イチのパッとしない背の低いリーズ帯でのライギョのような出方をした1本.
これは,明らかに50アップでウェイトは2kgを超えているバスだった.
丸本氏は,10時過ぎの風が吹く前の苦しい時間帯にライトリグを駆使して,40アップを1本ゲットしていた.
この時点で,我々のチャンスは遠ざかっていったようだった.
移動を繰り返し,風表の好ポイントに入った時,礒野選手と江指選手の乗ったボートに遭遇.
次の瞬間,礒野選手が1本釣っていた.
「やった〜,優勝やぁ」と礒野選手が思わず声を上げていた.
丸本氏と私は,閉口した.
結局,我々はプランどおり,最後に湖南大橋周辺を撃ってスタッフ帰着時間に帰着した.

今回のヒットポイント一覧

その後,選手が続々と帰着.
しかし,その顔には,悲壮感は漂っていなかった.

それもそのはずで,検量が始まるとスタッフの心配をよそに,続々といいサイズのバスをウェイインしている.この結果に,驚くとともに一同盛り上がった.
今回は,検量したバスをキープするためプールを準備してあったので,計14本のウェイインされたバスが泳ぐさまは,なかなか迫力があり,見ているだけでも楽しかった.

勝負の行方は,「優勝やぁ〜」と叫んだ礒野選手がその言葉どおり優勝となった.

25名中,11名のウェイインは,季節を考えると凄い内容である.
この日の水温は最高29.5℃をマークし,釣りづらさは否めない.
傾向的には,朝イチに釣ったケースと風が吹き出してから釣ったケースに大別され,釣った選手はこの時間を上手く捉えていた.
釣れたポイントは,大半が水門付近や風表のエリアなど少量でも水が動くところであり,水温が高い状況を考えれば,この傾向も納得がいく.
あと,釣れているのは東岸側がほとんどで,上の写真でも分かるとおりだが,50アップが釣れたのは,西岸のみとなっている点も興味深い.

礒野選手のトーク

第2戦大会最大魚になった52.0cm

ルアーに関しては,今回は,クランクベイト,スピナーベイトで釣ってきた選手が何人かおり,1位の礒野選手も朝イチはウィグルワートで釣っていた.
その他は多種多様で,テキサスリグでは,バルキーパワーホッグが目立つようになった.この辺は各選手の色が出ていて,面白いと思う.

スコアのほうは,1位が2本で2,660gでダントツだが,3位と4位,7〜10位が僅差で競っており,微妙なところだった.
今回のウェイトは,昨年と比べるとローウェイトで,釣況が厳しかったことを示しているが,それゆえにビッグフィッシュ1本でも上位に食い込めるチャンスがあった.
この辺が2本リミットルールの面白いところで,ビッグフィッシュ狙いで巻き返すなどの展開が望めるなど,一発にかけることができるのだ.
逆に,釣れている場合などは,数を釣るよりも選んで大きいバスを釣らなければ勝つことができない.
選手は必然的に常にビッグフィッシュを狙うようになるので,ギャンブル性の高い試合運びが楽しめるという訳である.

しかしながら,毎試合50アップが2本ずつウェイインされるという結果は,予想外の展開である.
検量中,いきなり大きい魚がウェイインされるという驚きと楽しみは,今のところ,毎大会続いている.
実のところ,最近の河北潟は,毎週50アップが釣れており,数こそ伸びないが,ビッグフィッシュの実績は高くなっている.
それゆえに,今後も試合の展開は面白くなりそうで,次戦の第3戦は10月上旬と比較的良い時期なので,ハイスコアにも期待したい.

なにはともあれ,第2戦も予想外に釣れ,無事終了したのだった.

参加選手の集合写真.


 

〜清掃活動〜

このイベントでは,トーナメント競技もさることながら,競技終了後はボートを使用した湖面の清掃活動を参加者全員で行うことにしています.これは,バスアングラーが自分の遊ぶ自然を自ら大切にしていこうという普遍的な思いを具体的に形にしていこうという試みです.そのため,競技時間を6時間から5時間に短縮し,湖面清掃の時間を設けました.

ブッシュの奥のゴミをこんな風に回収.

走行を考えたゴミ収納例.

細かいゴミを中心に収集.

さて,第2回目の湖面清掃では,清掃の区間を限定して,湖南西岸〜津幡川河口対岸までの区間を清掃してきました.
この区間,いつもゴミが多く,釣りをしていてもゴミがかなり目立つエリアです.
時々,大き目のゴミの下を狙っていたりして,変にゴミが馴染んでしまっている場所もあったりします.
当日,競技中に目立つところを探して,そこを清掃区間にするという予定でいたのですが,スタッフの意見が一致したのは,やっぱりこの区間でした.

今回は,ゴミを集める場所が才田大橋近くの一角で,直接ボートで持って行こうという予定だったのが,強風のために湖面が荒れてしまい,接岸できない状態となったので,急遽,会場で,収集する予定となりました.
こういったゴミの運搬の問題は,ついて回ります.
ボートの上に積んで運ぶ場合,そのキャパシティは意外にも小さく,少量のゴミしか運ぶことができません.
そこで,最終的な収集のことも考え,前回のような大きいものは収集を避け,配布したゴミ袋に入る程度の大きさということで,回収することにしました.
安全面に配慮した判断です.

そのため,収集できた量は少なくなりましたが,参加人数が減ったことも考えると,短時間にサボることなく,集中して作業をしてくれている姿が目立ちました.
釣りと同じくらい一生懸命だったと思います.

あと,収集用にオールを用いたり,てんでのアプローチ手法で,ブッシュ奥のゴミをごっそり収集していたのが印象的でした.
今後もこの活動は続きます.
効果的に作業が行えるように,試行錯誤していきます.

今回は少な目となったが,内容は濃かった.


 

 

 

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